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貸借対照表で財務の全貌を見える化!経営者のための簡単ガイド

経営計画の作成と進捗管理支援、補助金や助成金の申請サポートを通じて経営者の財務のお困りごとを解決するコンサルティング会社、株式会社ティー・エー・リンクです。

弊社は、決算書や毎月の試算表を見るのが苦手な経営者に対して、決算書や試算表の見るべきポイントを分かりやすく解説することを得意としております。

いま起こっている財務・会計上の課題を的確に抽出するとともに、経営者が描く「将来の目標」「未来のありたい姿」から逆算しながら経営計画を一緒に作成するサポートを行っております。

今回は、貸借対照表の有効な活用方法や見方についてご紹介します。

経営者には馴染み深いものかと思いますが、有効活用できていないことケースもあります。

財務の専門家として、まず把握していただきたい項目を分かりやすくお伝えしていきます。

本ブログを通して、皆様の経営にお役立ていただければ幸いです。

 

目次

本コラムは動画でも解説中!ぜひご覧ください。

「貸借対照表」活用の仕方

まず、皆様にお伺いします。

皆様はどのような資料を見て、自社の財務状況や業績の良し悪しを判断されていますか。

おそらく「損益計算書」と答える方もいらっしゃるでしょう。

もちろん、損益計算書は財務状況や業績を確認するうえで非常に重要な資料ですが、それだけでは不十分です。

損益計算書を頻繁にご覧になっている方も、貸借対照表にはあまり目を通していないかもしれません。

しかし、財務状況をしっかり把握するためには、貸借対照表を確認することが不可欠です。

損益計算書は、1年間の会社の成績を示す決算資料です。

1月1日からスタートした場合、12月31日までの売上や利益を確定させるものです。

そして、1月1日には新たな1年が始まります。

しかし、会社の財務状況や業績が1年だけ良ければ十分というわけではありません。

継続的に良好な財務状況を維持することが重要です。

その継続的な財務状況を確認するための資料が「貸借対照表」です。

貸借対照表を活用することで、経営者の皆様は会社の財務状態を継続的に把握する習慣を身につけていただきたいと思います。

 

3つのポイント

会社の財務状況が良いかを確認するには、どのようにすれば良いでしょうか。

弊社ティー・エー・リンクでは、経営者の皆様に次の3つのポイントをご確認いただくようお伝えしています。

利益が出ているか

これは利益剰余金を見る事で判断ができます。

貸借対照表の前期分と今期分を比較し、利益剰余金が増えているかを確認してください。

3期前、4期前、5期前と並べて、利益剰余金の推移を確認することも有益です。

自己資本が増えているか

これは、自己資本や自己資本比率が増えているかを確認してください。

貸借対照表の純資産の部、もしくは自己資本の部分を見ることで確認することができます。

資金が増えているか

これは現金預金で確認できます。

過去の貸借対照表の現金預金項目を見て、資金が増えているかを比べてください。

これらのポイントを通じて、会社の財務状況をより正確に把握することが可能です。

 

図で確認する「3つのポイント」

では、実際に貸借対照表の図をご覧いただきながら、確認していきましょう。

利益剰余金

利益剰余金は、貸借対照表の右側下部の「自己資本」または「純資産の部」にあります。

貸借対照表を今期と前期で並べ、利益剰余金が増えているかを確認してください。

さらに、3期前、4期前、5期前のものも並べて確認すると、利益剰余金の推移を確認することができます。

利益剰余金が増えている場合、損益計算書の当期利益がしっかりと上がっていることが分かります。

逆に、利益が出ていない場合は、利益剰余金が減少しているはずです。

このように、利益剰余金の増減で、今期利益が出たかを確認できます。

 

貸借対照表 経営者 解説 ガイド

自己資本

自己資本を確認するには、貸借対照表の「自己資本」または「純資産の部」を見ます。

利益剰余金が増えていれば、自己資本の額も増えているはずです。

また、自己資本額だけでなく、自己資本比率にも注目してください。

自己資本比率は、総資産に対する自己資本の割合を示しています。

これを計算し、今期と前期だけでなく、2期前、3期前、4期前と比べてみてください。

自己資本比率が増えることで、会社の資本が大きくなっていることが分かります。

 

貸借対照表 経営者 解説 ガイド

現金預金

現金預金を確認するには、貸借対照表の「資産の部」の一番上に記載されている現金預金を見ます。

これも、今期分と前期分、さらに2期前、3期前、4期前と比較して、現金預金の増減を確認してください。

 

貸借対照表 経営者 解説 ガイド

以上の3つのポイントをしっかりと確認しましょう。

繰り返しになりますが、利益剰余金、自己資本(または純資産の部)、そして現金預金の3つを中心に見ていただき、これらが前期と比べてどう変動しているか。

また2期前、3期前と比較した変化を確認してください。

この3つのポイントを過去分まで遡って確認することで、業績の良し悪しや経営が順調に進んでいるかを判断することができます。

ぜひ、ご自身の会社の決算書を手に取り、確認してみてください。

 

今回は、貸借対照表の活用法について、3つのポイントをご紹介しました。

繰り返しになりますが、是非皆様の会社の決算書をご確認頂き、今回ご紹介した利益剰余金、自己資本・自己資本比率、現金預金の数値をご確認いただければと思います。

ティー・エー・リンクでは、経営計画の策定からその実行支援まで、中小企業の皆様と共に歩み、経営目標の達成を目指しています。

地域や業種を問わず、経営者の皆様の財務上の課題解決に向けて、丁寧にサポートを行っています。

さらに、毎週木曜日に配信するYouTubeチャンネルでは、補助金の最新情報や財務知識をわかりやすく解説しています。

チャンネル登録をしていただき、ぜひご覧ください。

経営計画に関するご相談は、ぜひティー・エー・リンクまでお問い合わせください。

皆様の成長と成功を、私たちが全力でサポートいたします。

 

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