皆様、こんにちは。
中小企業の輝く未来を支援するナビゲーター、株式会社ティー・エー・リンクの田中です。
前回のブログでは、「私が『経営計画を立てることが大事』であると考えている理由」について書かせてもらいました。
今日のブログでは、それについてもうちょっと続けたいと思いますので、お付き合いください。
「経営計画を立てたら、その通りに実行しないといけないからいやだ」と仰られる方がいます。
もちろん、その通りです。
経営計画の中に盛り込んだことは、「これをやろう!」とか「こんなことを実行しよう!」など、色んな意思決定を経てきているはずですから、その通りに実行しなければなりません。
でも、勘違いをされていらっしゃる方がいらっしゃいます。
「経営計画の中に盛り込んだ数値計画まで、その通りにやらなければならない」という勘違い。
ようは、数値計画を当てに行くような感じですね。
先に答えを言ってしまいますと、「数値計画を当てに行く必要はない」ですし、「数値計画通りにならなくて良い!」です。
数値計画というのは、あくまでも戦略や戦術を実行したらこうなるだろう!っていう結果の仮説にしかすぎません。
戦略や戦術をその通りに実行しても、数値計画通りになることは稀でしょう。
環境の変化によって、努力はしているけれども戦略や戦術が思い通りに実行できないってこともありますよね。
数値計画通りに行かせようとすると、絶対に苦しくなります。
もちろんこれは、目標達成できるよう努力しなくて良い!っていうわけではないです。
もし数値計画通りに上手くいかなかったり、戦略や戦術が思うように実行できないって状況にあるのだとしたら、そのときに数値計画を修正すればよいのです。
再び戦略や戦術を練って、数値計画を立て直して、それでまた実行していけばよいのです。
「経営計画をたてたら、その通りに実行しないといけないから嫌だ」という方は、もう少し気楽な気持ちで考えてみても良いかもしれませんね。
実行してみて思うようにいかなかったら、修正をして、再度実行に移して、経営計画の中で設定した未来の目標に近づけられるようにしていきましょう。
ということで。
今日も最後までブログをご覧いただきまして、ありがとうございました。