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経営課題の早期発見に!会計事務所には「入力」ではなく「分析」を頼もう

経営計画の作成と進捗管理支援、補助金や助成金の申請サポートを通じて経営者の財務のお困りごとを解決するコンサルティング会社、株式会社ティー・エー・リンクです。

弊社は、決算書や毎月の試算表を見るのが苦手な経営者に対して、決算書や試算表の見るべきポイントを分かりやすく解説。
いま起こっている財務・会計上の課題を的確に抽出するとともに、経営者が描く「将来の目標」「未来のありたい姿」から逆算しながら経営計画を一緒に作成するサポートを行っております。

皆さまは、自身の企業や事業の成績である試算表をどのように把握されているでしょうか。

「全ての会計業務を会計事務所に委託している」という方も、
このブログをご覧になっている読者の中にいらっしゃるかもしれません。
恐らく、「1ヶ月間に発生した領収書や請求書を全て会計事務所に送り、試算表の作成を依頼している」という状態ではないでしょうか。


もし会計事務所に全てを一任してしまっている状態であれば、
そのやり方を見直すことを強くお勧めいたします。

今回のブログでは会計事務所に決算書作りを任せるのではなく、自社で決算書を作成する方法とメリットをお伝えいたします。

目次

決算書作成を外注するデメリット
自社で決算書を作ろう!
会計事務所との付き合い方

決算書作成を外注するデメリット【経営課題早期発見】

会計事務所に領収書入力や試算表などの書類作成を依頼することで、
経営に不利な状況が生まれていることを経営者の皆様は意識すべきです。

特に一番意識していただきたいのは「決算がわかるタイミング」です。

全ての領収書や請求書を会計事務所に預けて、試算表を作成してもらうと、
完成までに最短でも3週間から4週間の時間がかかります。

例えば、4月の業績については、多くの場合、5月の中旬から末にかけて報告されます。
このため、4月の業績を5月末に確認し、売上や利益が計画値を下回っていたことを知っても、残りの日数で下回った利益を補うのは難しくなります。
売上を挽回する機会は6月に持ち越すしかありません。

しかし、5月末にはすでに6月の売上の見込みが立っています。
その結果、5月の不足分を補うための対策が、6月や7月にかけて重なってしまい、将来的には経営が厳しい状況になります。
経営の素早い軌道修正のためにも、前月の決算状況は翌月はじめには確認できることが好ましいでしょう。

会計事務所 経営計画

早いタイミングで決算書を確認できる体制を整えるために、弊社では自社での経理処理を推奨しています。

また、領収書の入力については、会計データの入力や試算表作りを
迅速に対応してくれる専門の会社に依頼することが重要です。

その結果、会社の試算表や業績を早期に把握することが可能になり、
前月の不足分に対する対策を素早く立てられる経営環境の整備に繋がります。

自社で決算書を作ろう!【経営課題早期発見】

自社で財務処理を行うことができれば、経営状態をすぐに確認することができます。

弊社ではマネーフォワードなどの会計ソフトを用いて、自社で経理を行い、試算表を作成することを積極的におすすめします。

もちろん、その他の会計ソフトをお使いいただいても問題ございません。

会計事務所 経営計画

「経理の専門家がいないから、自社での経理は難しい」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。
実際、少し前までは、請求書や領収書をすべて手動で会計ソフトに入力する必要がありました。

しかし現在では請求書の発行後に、請求書のデータを会計ソフトと連動、同期させることが可能です。
領収書についてもスキャナーでスキャンすれば、データとして会計ソフトにとり込むことができます。
そのため、全てを手動で入力する必要はなくなりました。

弊社では会計ソフトの導入によって、一定の範囲が自動化され、経理専門家や専任者を配置せずに済む仕組みができております。

請求書は会計ソフトと同期しているため、請求書の情報は全て会計ソフトに取り込まれるように設定しています。
経費についても、基本的にはモバイルSuicaやクレジットカードを使用し、そのデータは全て会計ソフトと連携させています。
その結果、使用後は早ければ翌日、遅くとも2〜3日後には必ず会計ソフトに取り込まれます。

現金で支払う必要がある場合には、手動で会計ソフトに入力します。
その際はパソコンを開くことなく、スマートフォンを使用して入力を行います。


私の場合、通勤中に前日に発生した領収書を全て手動で入力し、会計ソフトに反映させています。

会計ソフトを導入した企業であれば、会計データ全てを自社で入力するために複数の経理担当者を配置したり、さらに経理の専門家を一人配置したりする必要性も無くなるでしょう。

「メリットがわかっていても、自社での対応は厳しい」と感じるのであれば、会計事務所に全て頼るのではなく、

領収書を送付すれば適切に入力を行ってくれる会計専門の会社に依頼することをおすすめいたします。

会計事務所 経営計画

会計事務所との付き合い方【経営課題早期発見】

より良い決算処理ができる環境を整えるために、会計事務所とはどのような関係性を築くべきでしょうか?

完成した試算表に対して、
・税務面での確認
・入力内容の確認
・資金繰りや財務状況の確認
などを相談できるパートナーとして会計事務所を活用することを弊社では推奨しています。

会計事務所 経営計画

一方で、会計事務所の対応が原因で、領収書の回収と入力業務に集中しすぎてしまう状況が引き起こされることも見受けられます。

会計事務所は本来、税務や資金繰りの相談先として機能すべきですが、
中には顧問先に対して事務所自身の役割を誤解して、

顧問先に対して「何でもやります」と提案しているケースもあります。

その結果、厳しい試験を突破し資格を獲得した税理士や会計士が、
領収書の入力作業をするという状況に陥ってしまうのです。

会計事務所は、領収書の入力を全て引き受けるのではなく、経営の相談や指導業務に重点を置くべきです。

反対に経営者や事業主も、経営状況の相談ができる会計事務所を活用するべきでしょう。

ぜひ皆様も弊社のご提案させていただいた取り組みを検討し、
会計事務所をより有効に活用していただければと思います。

会計事務所に毎月業績を見てもらっている会社にとっては、経営の方向性を共に考えるパートナーとして会計事務所を活用することで、より深い関係性が築けます。

急に会計事務所に全て依頼していた経理処理を自社で引き受けるのは難しいと感じるかもしれません。
少しずつでも自社で取り組める環境を整えていただき、
なるべく早い段階で、全てが自社で完結するような体制を構築してみましょう。

弊社では経営計画の立て方から毎月のアクションの確認まで、財務諸表を元にした経営判断がスムーズに行えるような経営支援を行っています。

・自社の決算処理を適切にしたいがどう会計事務所に伝えたら良いかわからない
・自社の財務状況を監査し、相談もできる第三者が必要だ
・現在の会計処理が適切なのか相談したい

上記のお悩みをお持ちでしたら、是非ティー・エー・リンクへご相談ください。

弊社では会計事務所とも連携してMAS監査サービスを提供している実績があります。
経営者と会計事務所の双方の事情を理解しているからこそ
最適な経理処理を実現するための調整役として、
お付き合いいただいている会計事務所とお客様の間に入ることも可能です。


皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしております。

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