皆様、こんにちは。
中小企業の輝く未来を支援するナビゲーター、株式会社ティー・エー・リンクの田中です。
皆様は年初の目標覚えておられますか?
初詣の際に神社でお参りされた内容や、こういう風にしたいなと思われた事柄を覚えていますでしょうか。
ちなみに私は妻・息子で3人家族ですが、初詣では「健康で平穏無事に1年間過ごせますように」と
プライベートでは無難なお願いをしました。
一方で、会社に関しましては2つです。
1つは、去年は利益が出させない、そんな年になってしまいましたので、
「今年こそはなんとか利益が出せるように」というお願いが1つ。
もう1つは、「1月から入ってくれたスタッフが、1年後の今頃には経営計画業務がいっぱしにできるように」です。
1年後にこうなって欲しいからと本人にも伝えました。
皆様はいかがでしょうか?
年初に設定された目標や、お願いした事柄について覚えていらっしゃいますでしょうか。
人は良くも悪くも、忘れてしまう生き物です。
では、忘れないようにする為にはどうしたらいいか?
いろんな方法があると思いますが、私が良いと思う、忘れない方法とは「振り返りをする機会を作る」です。
振り返りをするたびにこういうことを思ったな、こういうことを願ったなっていうことを
思い起こす機会になりますので、ぜひ振り返りの機会を作って頂くと良いと思います。
実際に振り返りをするときに、「そういえばあの目標どうだったっけ?」
と、どこまでその目標が実現できているかどうかを確認するためには、
目標がしっかりとしたもの、具体的なものでなければいけません。
「あの時あのように願ったけれど、果たして今どこまで進捗しているんだろうか?
OKなのか?それともまだまだなのか?」
を図れなくなってしまいます。
きちんと図れるようにする為には、「SMART」に基づいて目標を設定し、それに対して、
今どの時点まで進捗してるかを確認していただくと良いと思います。
「SMART」について、もしかしたら既に何かの書籍ですとか、
ネットで見たことがあるという方もいらっしゃるかもしれません。
「SMART」は英語の頭文字をとっているんですね。それぞれの意味を説明しましょう。
Sというのは、Specific 具体的という意味です。
ただ「売り上げを上げるぞ」ではなく、
売上の中身やそういうことを具体的に目標設定することが大事、というのがS Specificです。
MはMeasurable 計測できるということですね。
計測できない目標を設定しても、「それって今どのあたりまで進捗してるの?」が分からなくなってしまいますので、
しっかり計測できるような目標設定する必要があります。
「売上を上げるぞ!」ではなくて、「売上をいくらにするぞ!」にすれば、
例えば「今20%までしかきてないね」とか、「50%までいったね」を確認できるわけです。
Aは、Achievable 達成可能な目標を設定するということ。
達成不可能な目標を設定してしまうと、達成できる可能性が限りなく低くなってしまいます。
それではやっぱりいけませんから、目標達成可能性を意識したうえで、目標を設定しないといけません。
目標に対して「今どこまで来てるのか?」を確認する必要があります。
Relevant 関連性ですが、これどういう事なのか。
「この目標が達成できたら、その先にはなにがあるのか?」とかですね、
「この目標を設定した意味はなんなのか?」とか、
そういうことを設定しましょうという事です。
関連性がある目標設定でなければ、「自分は何のために頑張っているのか?」となってしまいます。
関連性をしっかりと含めて、目標設定する必要があります。
そして、Time-boundというのが、明確な期限にするということ。
1年後までにとか、6月までになどの明確な期限を設定することも目標設定する上で大事です。
このSMARTに基づいて目標設定したものに対して、毎週とか毎月の単位で、繰り返し振り返りをしながら、
「今どこまでできてるの?何が足りないの?」を考えていただくと良いでしょう。
もしこのSMARTに基づいてまだ目標が設定できてない方は、
ぜひSMARTに基づいて、目標を設定して頂くことをおすすめします。
先程もお伝えさせていただいた通り、人は良くも悪くも忘れてしまう生き物です。
忘れてしまっても良い事柄も、忘れなくても良い事柄さえも、忘れてしまってはいけません。
特に、目標として掲げたことや年初に目標として掲げた事柄については、
ぜひ振り返りる機会を持っていただくと良いと思います。
SMARTに基づいた目標設定をまだされていらっしゃらない方はぜひ参考にしてみてください。
ということで、今日お伝えさせていただきたい内容は以上となります。
お読みくださりありがとうございました。
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