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アンゾフの成長マトリクスとは?経営戦略策定に欠かせないフレームワーク!

経営計画の作成と進捗管理支援、補助金や助成金の申請サポートを通じて経営者の財務のお困りごとを解決するコンサルティング会社、株式会社ティー・エー・リンクです。

弊社は、決算書や毎月の試算表を見るのが苦手な経営者に対して、決算書や試算表の見るべきポイントを分かりやすく解説。

いま起こっている財務・会計上の課題を的確に抽出するとともに、経営者が描く「将来の目標」「未来のありたい姿」から逆算しながら経営計画を一緒に作成するサポートを行っております。

今回のブログテーマは「アンゾフの成長マトリクス」です。

会社の成長戦略を考える際に使うフレームワークであり、

「アンゾフの成長マトリクス」を使いこなすことで
新たなビジネスチャンスを見つけ出し、競争力を一段と高めることが可能となります。

会社の成長戦略を考えている方は、ぜひこのブログを参考にしてみて下さい。

目次

アンゾフの成長マトリクスとは?
市場浸透戦略
新製品開発戦略
新市場開拓戦略
多角化戦略

本コラムは動画でも解説中!ぜひご覧ください。

アンゾフの成長マトリクスとは?

アンゾフの成長マトリクス 経営計画

アンゾフの成長マトリクスについて詳しくご紹介いたします。

アンゾフは、ロシア系アメリカ人の経営学者として知られ、戦略的経営の父とも称されます。

彼が提唱した「成長マトリクス」とは、特定のフレームワークのことを指します。

このフレームワークでは、成長戦略を「製品」と「市場」という2つの軸で捉え、さらにそれぞれを「既存」と「新規」のカテゴリに分類します。

その結果、4つの区分が形成されます。

このマトリクスは、会社の成長や戦略を考える際に、どの軸に焦点を当てるべきかを判断するための指標として用いられます。

それぞれ4つの区分を解説していきましょう。

市場浸透戦略【経営計画に活用!アンゾフの成長マトリクス】

アンゾフの成長マトリクス 経営計画

既存製品を既存市場に供給する戦略は、「市場浸透戦略」と称されます。

企業が提供する現行の商品・サービスを、現在の市場に継続して提供することで、
売上高を向上させ、市場シェアを拡大することが目的とされる戦略です。

この「市場浸透戦略」は営業力の強化という視点からも非常に重要な戦略であり、
会社の成長戦略を策定する際に検討すべき選択肢の一つと言えます。

新製品開発戦略【経営計画に活用!アンゾフの成長マトリクス】

アンゾフの成長マトリクス 経営計画

新規製品を既存市場へ供給する戦略が「新製品開発戦略」です。」


これまでの市場に新しい製品やサービスを導入し、売上を増加させるための戦略
です。

この戦略を採用する際のキーポイントとしては、現在のお客様や既存事業のニーズに適切に応え、
競合企業との差別化を図る製品やサービスを開発する能力が挙げられます。

皆様が「新製品開発戦略」を会社の成長戦略の一部として検討する際、
他社との比較や現有のお客様のニーズの調査を通じて、
より詳細な新製品開発戦略を策定することが可能です。

新市場開拓戦略【経営計画に活用!アンゾフの成長マトリクス】

アンゾフの成長マトリクス 経営計画

「新市場開拓戦略」とは、既存の製品やサービスを新しい市場で提供する戦略を指します。

具体的な例として、20年前や30年前のゲーム業界を振り返ると、ターゲットは主に子どもでした。
しかし、もし子どもだけを対象としていたならば、現在のようなゲーム業界の拡大は難しかったでしょう。

ゲーム業界は大人や家族もターゲットと捉え、大人が楽しむことができるゲームや家族で共有できるゲームを開発・提供することで、
着実な成長を遂げています。

アンゾフの成長マトリクス 経営計画

この事例を参考に、現在の製品やサービスを別のターゲット層にどのように提供できるかを考慮し、
「新市場開拓戦略」の可能性を探ることをおすすめします。

多角化戦略【経営計画に活用!アンゾフの成長マトリクス】

アンゾフの成長マトリクス 経営計画

「多角化戦略」とは、新しい製品を新しい市場に提供することを指します。


これは大企業や多くの経営資源を持つ会社でも取り組むのが難しい戦略と言われています。

その背景には多角化戦略のリスクが大きいという事実がありますが、
同時にリターンも大きい特性を持っています。
市場を確立することができれば、そのリターンも相応に大きくなるのです。

このブログをお読みになっている皆様も「多角化戦略」を検討してみてください。
検討の際には、突如として全面的に取り組むのではなく、段階的に進めてみることをおすすめします。

例として、現行の製品やサービスで新しい市場を開拓し、その後で新しい製品やサービスを提供するという手法が考えられます。

また、現在の市場で新しい製品やサービスを試すことで、新しい市場への展開のきっかけを作ることも可能です。

これは「関連性のある多角化」とも呼ばれ、リスクだけでなく、リターンも明確に見える戦略となり得ます。

「我々には難しい」と諦めずに、戦略の選択肢として多角化戦略の採用を考慮し、
もし実現可能であると感じたならば、挑戦してみてはいかがでしょうか。

特に、コロナの影響で売上が大きく減少した企業においては、多角化戦略は避けて通れない道とも言えます。

多角化戦略にどのようにチャレンジできるのか、関連性のある多角化を通じてどのように売上を増加させるか、是非とも検討してみてください。

今回はアンゾフの成長マトリクスを用いた成長戦略の考え方についてご紹介しました。

中小企業の経営者として、現行のサービスや製品を同じ市場で継続的に販売するだけで、5年、10年と企業を維持していくことは、市場の変動が激しさを増している現代では難しくなってきています。

新製品の開発、新市場の開拓、多角化戦略の採用。
これらの戦略を継続的に実施していくことが、企業の持続的な成長の鍵となります。

経営者の皆様は、アンゾフの成長マトリクスをフレームワークとして、
会社のさらなる発展をどのように実現できるかを検討してみてください。

弊社では、経営計画の作成やその計画の進捗支援のサービスを提供しております。

経営計画の策定にあたり、弊社でもアンゾフの成長マトリクスを必ず用いています。

成長マトリクスの具体的な使い方や、計画にどのように取り入れるかなどの疑問や相談がございましたら、お気軽にご相談ください。

また、Youtubeでは補助金情報や経営計画作成のコツについてもお伝えしています。
ぜひご視聴、チャンネル登録をよろしくお願いいたします。

経営計画 補助金申請 代行

弊社は経営者の皆様の経営課題の解決をサポートし、企業の発展に寄与することを目指しています。
ともに経営目標の達成と経営の安定化を実現しましょう。

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