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企業の未来を守る!経営安全率で見直す財務戦略

経営計画の作成と進捗管理支援、補助金や助成金の申請サポートを通じて経営者の財務のお困りごとを解決するコンサルティング会社、株式会社ティー・エー・リンクです。

弊社は、決算書や毎月の試算表を見るのが苦手な経営者に対して、決算書や試算表の見るべきポイントを分かりやすく解説することを得意としております。

いま起こっている財務・会計上の課題を的確に抽出するとともに、経営者が描く「将来の目標」「未来のありたい姿」から逆算しながら経営計画を一緒に作成するサポートを行っております。

今回は、経営安全率について説明します。

「自社の経営状況はどのくらい安定しているのか?」

経営者であれば必ず気になるテーマでしょう。

経営安全率が分かれば、経営状況の安定度合いが分かります。

計算方法や理想の数値、また比率を上げていくためにはどうすれば良いかを含めて解説します。

目次

経営安全率とは
計算方法
理想の数値
経営安全率を高めるには?

本コラムは動画でも解説中!ぜひご覧ください。

経営安全率とは

経営安全率とは、売上高がどの程度減ると赤字になってしまうのか、または赤字の会社の場合、売上をどのくらい伸ばしたら黒字に転換できるのかを示す経営指標です。

この経営安全率を用いることで、売上減少にどれだけ耐えられるかがわかります。

経営安全率が高ければ高いほど、経営の安定度が高いということになります。

逆に、経営安全率が低いと、経営の安定度が低い、またはないということになり、経営状態が危ういといえます。

計算方法

経営安全率の計算公式を以下に示します。

経営安全率=(売上高 - 損益分岐点売上高) ÷ 売上高

※損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ 限界利益率

例えば、売上高が1億円・損益分岐点売上高が8000万円の場合は、このようになります。

(1億円 - 8000万円) ÷ 1億円

=2000万円 ÷ 1億円

=20%

皆様の会社でも、直近の決算書を用いて経営安全率を計算してみてください。

実際の経営安全率が何パーセントであるかを確認することで、経営の安定度を把握することができます。

理想の数値

結論から申し上げると、理想的な数値は20%です。

また、最低でも10%は必要です。

日本企業の平均はおおむね10-20%、具体的には15-16%程度となっていますので、最低でも10%、できれば20%を目指していただきたい数字として捉えていただけると良いと思います。

経営安全率が10%を切ると、信号の色で言うと黄色信号と考えてください。

0%以下になると赤字となり、経営安定度合いが低い、またはないということになり、赤信号と捉えていただければ良いかと思います。

経営安全率を高めるには?

では、どのようにしてこの経営安全率を高めることができるのでしょうか。

既にご存じの方も多いかと思いますが、方法は3つあります。

1つ目は固定費を引き下げることです。

固定費を引き下げることによって経営安全率を高めることができます。

2つ目は変動費を引き下げることです。

変動費の引き下げには、材料費や外注費の削減が含まれます。

例えば、これまで外注していたものを内製化する、材料業者に交渉して価格を引き下げるなどの方法があります。

3つ目は売上を上げることです。

売上を上げる方法には、単価を上げること・数量を増やすことの2つがあります。

皆様の会社において何ができるのかを考え、これらの方法を組み合わせることもできるかと思います。

経営安全率を実際に計算してみた後、どの方法で高めることができるかを検討していただけると良いと思います。

今回は経営指標の経営安全率についてご紹介しました。

経営者として、安定した成長を実現するためには、経営安全率の把握と改善が欠かせません。

ティー・エー・リンクでは、経営計画の作成から進捗管理まで、経営目標達成に向けて一貫したサポートを提供しています。

また、初めて経営計画を立てる方や会計知識に不安がある方もご連絡頂けましたらサポートいたします。

月次訪問やオンラインでも可能です。

また、毎週木曜日にはYouTubeで補助金の最新情報や財務の知識をわかりやすく解説していますので、ぜひチャンネル登録とご視聴をお願いいたします。

経営に関するお悩みやご相談は、ぜひティー・エー・リンクへお問い合わせください。

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