利益マイナスの危機を回避！経費計画の立て方【中期経営計画・単年度計画・事業計画】

経営計画の作成と進捗管理支援、補助金や助成金の申請サポートを通じて経営者の財務のお困りごとを解決するコンサルティング会社、株式会社ティー・エー・リンクです。

弊社は、決算書や毎月の試算表を見るのが苦手な経営者に対して、決算書や試算表の見るべきポイントを分かりやすく解説。

いま起こっている財務・会計上の課題を的確に抽出するとともに、経営者が描く「将来の目標」「未来のありたい姿」から逆算しながら経営計画を一緒に作成するサポートを行っております。

本日は、経営計画の立て方、特に経費の立て方について説明します。

利益を出す経営を行うためには、売上を上げるだけでなく、
経費を削減することも重要です。

今回のブログでは経費削減のための経費計画の立て方について、弊社でもご指導させていただいているコツの一部をご紹介します。

曖昧に立てた経費計画だと経費削減に失敗！【経費削減のための経費計画】

経営計画を作成する際、多くの経営者は売上を増やし、利益を出していく計画を立てるでしょう。

しかし、原価がかかりすぎるなど売上が増えても利益が上がらないケースが存在し、
売上を増加させることには一定の限界があります。

限界を超えて売上を立てたとしても、目標達成ができないために、
結果として利益が出ずらく、利益がマイナスになる経営計画となりえます。

このような状況では、経費削減の計画を検討せざるを得ません。

経費を削減する際、どのように計画を立てているでしょうか。

例として、「接待交際費を昨年より10%削減」や
「広告宣伝費や販売促進費を昨年より15%削減」といった
具体的な指標を立てる方法が考えられます。

しかし、この方法で計画を立て1年後振り返ってみても、計画が達成できない困難ケースがほとんどです。

具体的かつ効果的な経費計画の立て方は、
取引内容ごとに経費の内容を確認、精査し、経費計画を作成する方法です。

具体的には、経費を「必要な経費」と「削減可能な経費」に分類していきます。

例えば、
支払手数料や諸会費は支払先ごと、
会議費や交際費は会食、手土産や慶弔など目的ごと、
広告宣伝費や販売促進費は、SEOやネット広告など取り組み内容ごと
に分類することで、1年間の経費の動向を詳しく把握することができます。

売上増加を目的とする経費であれば、そのままの予算を維持することが望ましいですが、
必要でない経費、売上に関連しなかった経費が過去に多くかかっていた場合、その部分を削減する必要があります。

取引内容や目的ごとに経費の詳細を分析することで、どの投資が売上に寄与しているのか、
あるいはどの経費が効果が薄いのかを明確にし、より具体的な経費計画を立てることが可能となります。

この情報を取得するためには、会計データの詳細な分析が必要です。

科目ごとのデータだけでなく、元帳や総勘定元帳のデータを基に、
「1年間で必要な経費だったのか、不要な経費だったのか」と
経費の詳細を確認し、計画を立てることが重要です。

コロナの影響は落ち着いてきましたが、原価の上昇や物価の高騰により、
粗利を上げることが難しい経営環境です。

そのため、経費削減の必要性が増してきており、
具体的かつ効果的な計画の立て方が求められています。

今回紹介した方法を参考に、経営計画の策定を進めている経営者の皆様にはぜひ活用していただければと思います。

ティー・エー・リンクでは、経費計画だけでなく、
事業計画や中期経営計画の策定から計画達成支援まで、
経営者の皆様を全力でサポートします。

業種や地域を問わず、中小企業の経営を強力にバックアップ。
毎月の訪問やオンラインミーティングで計画の振り返りを行い、必要に応じて次のアクションの検討をサポートします。
会計や財務に詳しくなくとも、わかりやすく経営状態をお伝えし、支援させていただくので安心してお任せください。

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