皆様、こんにちは。
経営計画の作成と進捗管理支援、補助金や助成金の申請サポートを通じて
経営者の財務のお困りごとを解決するコンサルティング会社ティー・エー・リンクの代表田中です。
前回のブログでは「経営計画をどこで立てるか」というテーマで、
経営計画を立てる場所が重要とお伝えしました。
今日は「経営計画を誰と立てるか」についてお届けいたします。
中期計画は社長お一人、または幹部社員・役員と共に作ろう【経営計画は誰と作成?】
まず、中期計画に関しては、経営者の方・社長が一人での作成が良いでしょう。
経営計画、特に中期計画は方向付けや長いスパンの戦略・未来を描くことが中心になるからです。
ただし、役員が社長以外にも複数いる場合や役員候補がいる場合は
その方と一緒に中期計画を作りましょう。
これから会社の未来を作っていく方役員陣と一緒に中期計画を立てることで、
情報や会社の方針の共有スピードが早くなります。
役員の方が複数人いらっしゃる方や役員候補の方がいらっしゃる方には
おすすめしたい中期計画の立て方になります。
単年度計画は現場の社員を巻き込んで作成しよう【経営計画は誰と作成?】
続いて「単年度計画を誰と立てるか」についてです。
単年度計画とは一年間の計画を意味します。
具体的に売上をどう上げていくのか、利益をどう出していくのかを
アクションプランと紐づけて計画を立てていくことになります。
社員が1~3人規模の会社の場合は、社長が一人で計画を作るのが良いでしょう。
ただし5人以上の組織になると、私の経験上、
社長以外にも売上を上げる営業の方がいるケースが多いと思います。
5人以上の組織の場合は社員を巻き込んで計画を作っていただくとよいでしょう。
特に営業の方、製造業の会社であれば工場長、製造部門の責任者を交えて計画を作っていただくのがよいと思います。
なぜならば、具体的に売上の数字を上げるアクションプランを実行するのは現場の方々だからです。
「立てた計画を年度初めの経営計画発表会で社員に伝えるので良いのでは?」
と思われるかもしれませんが、
経営計画発表会で社員に伝える事柄はあくまでも経営計画の完成品です。
計画作成や決定事項に至るまでのプロセスはもちろん語られることはありません。
経営者の皆様も経営計画を立てながら
紆余曲折を経てその計画が成り立っているかと思いますので、
計画の作成過程も含めて共有することはすごく重要なことだと考えています。
特に単年度計画は具体的にアクションをされる社員の方を巻き込んで
計画を作っていただくのがよいと思います。
中期計画に関しても社長の右腕・左腕になる方を巻き込んで
未来を描くと共有スピードがものすごく早くなるのでぜひ実践してみてください。