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ダイエットと経営で大切な共通点は現状把握

経営計画の作成と進捗管理支援、補助金や助成金の申請サポートを通じて経営者の財務のお困りごとを解決するコンサルティング会社、株式会社ティー・エー・リンクです。

弊社は、決算書や毎月の試算表を見るのが苦手な経営者に対して、決算書や試算表の見るべきポイントを分かりやすく解説しています。

いま起こっている財務・会計上の課題を的確に抽出するとともに、経営者が描く「将来の目標」「未来のありたい姿」から逆算しながら経営計画を一緒に作成するサポートを行っております。

先日の記事に引き続き、「成果を出せる経営者の特徴」についてお伝えします。

前回は以下の3点をお伝えしました。

・現状の把握が行われている

・ビジョンや目標を明確に示している

・PDCAサイクルを適切に回している

すべてが重要ではありますが、私が特に重視する点は、

1つ目の「現状の把握がしっかり行われている」ことです。

では、なぜ私がこの点を最も重要だと考えるのか、

そしてなぜ現状把握を行えることが結果を出せる経営者の特徴として一番大事なのか。

私なりの考えをお伝えいたします。

目次

ダイエットと経営は似ている!?正確な現状把握が大切
現状把握が十分でなければアクションプランは変更することに
決算書は会社の健康状態を知る第一歩

経営計画 補助金申請 代行

ダイエットと経営は似ている!?正確な現状把握が大切

図のようなぽっちゃり体型の方がいたとしましょう。

経営計画 作成

このままだと健康に良くないので、この方が

「健康のためにも、体型を整えてスマートになりたい。筋肉質な体を手に入れたい」

と考えたと仮定します。

そして、体重計に乗り、自身の体重を測ったところ80kgでした。

この方が筋肉質な体を手に入れるために、

体重70kgを目指すと決めたと想像してみてください。

経営計画 作成

80kgから70kgへ体重を落とすには、10kg痩せることが必要となります。

「3か月後までに目標を達成しよう。」と期日を決めたとします。

つまり、「3ヶ月後10キロ痩せる」と目標を掲げたわけです。

具体的な行動としては、以下の通りでしょう。

・2日に1回ジョギングを行う

・毎日食事を制限する

・週に3回ジムに通い、体を鍛える

・週末は長風呂を楽しみ、代謝を上げる

これらを実行に移すことが求められます。

体重が一気に落ちる時もあれば、なかなか減らない時もあると思います。

しかし、行動計画を着実に実行することで、体重は減少の方向に進んでいます。

経営計画 作成

結果として、この方は3ヶ月後に70 kg に痩せることができたとします。

しかし、目標設定の段階に戻ってみましょう。

体重を計測する体重計が壊れていたとしたら、どうなるでしょうか。

経営計画 作成

仮に体重計が壊れていた場合、本来の体重は80Kgではなく、

実際は90 kg だったということもありえます。

80 kg から70 kgに痩せることを目指していたところ、

実は20 kg 痩せないといけないことを

正確な体重計に乗ったときに初めて気付くでしょう。

先程ご紹介した2日に1回のジョギングや毎日の食事制限といった行動計画は、

10kg痩せるためのプランであり、20kg痩せるためのプランではないのです。

もし3ヶ月で20kgを痩せようとするならば、

2日に1回どころか毎日ジョギングやジムに通う必要があります。

週末の長風呂も意味がなくなるかもしれません。

また、食事制限ではなく、食事を抜かなければならない可能性もあります。

3ヶ月で20kg痩せる計画自体は健康的ではありません。

経営計画 作成

そもそも3か月という目標設定自体が間違っている可能性すらでてきます。

このことから現状を把握することの重要性をお分かりいただけたでしょうか。

体重計が壊れてしまい、自身の現状を把握できないと、

どんなに優れたアクションプランを立て、実行に移せたとしても、

目指していた結果が得られないことになってしまいます。

現状把握が十分でなければアクションプランは変更することに

現状把握が十分に行われていなければ、

目標設定や詳細な行動計画を練り上げていたとしても、

全て変更しなければなりません。

目標やビジョンを公に表明し、

PDCAサイクルを適切に回すどころではなくなってしまいます。

経営計画 作成

会社にとって「現状把握」とはなにか?と問われた場合、

それは決算書を正確に読むことを意味します。

皆さんは、決算書をご覧になっているでしょうか。

会計事務所から決算報告のタイミングで促されるように、

チラチラと見るだけになっていませんか。

決算書を普段から参考にしていない状況では、

もしかしたら現状をしっかり把握できていない可能性が高いでしょう。

決算書は会社の健康状態を知る第一歩

会社にとって現状把握とは、決算書をしっかりと見ることです。

皆さんは、決算書をご覧になりますか。

会計事務所から決算報告のタイミングで促されるように、
時たま見るだけになっていませんか。

このような状況ですと、もしかしたら現状をしっかり把握できていないかもしれません。

皆さん自身が先ほどの体重計のような状態になっている可能性もあります。

経営計画 作成

決算書には、会社の健康状態を害している要因が書かれています。

どこが問題で利益が出ていないのか、

何が原因で現金預金が前年より減少しているのか。

このような会社の健康を害している要因が、必ず書かれています。

それを目にした上で、改善策も全然考えず、

嫌な結果に蓋をして放置し続ければ

どんなに良い目標を掲げ優れた経営計画を作成したとしても

全てが無駄になってしまいます。

しっかりと決算書を見て、現実を知る。

定期的に自分自身の現在地を見ることが重要になります。

いかがだったでしょうか。

現在地をしっかり確認し、現状をしっかりと把握しなければ、

どれほど良い計画や戦略、戦術を立てても、徒労に終わることになります。

皆さんにはご自身の現在地を定期的にしっかりと確認することを強くお勧めします。

また、決算書を定期的に確認し、試算表をしっかりと見てください。

損益計算書だけではなく、貸借対照表も必ず確認しましょう。

成果を出したい経営者は、

会計帳票を通して、現在地を正確に把握していただきたいと思っております。

もし決算書の読み方が分からない方は、ぜひご相談下さい。

成果がだせる、目標を達成できる経営を是非一緒に目指しましょう。

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