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MAS監査 経営計画支援 事例

経営計画の作成と進捗管理支援、補助金や助成金の申請サポートを通じて経営者の財務のお困りごとを解決するコンサルティング会社、株式会社ティー・エー・リンクです。

弊社では、会社の「財務」や「会計」上でいま発生している課題を的確に抽出して課題解決の道を提示するとともに、経営者が描く「将来の目標」「未来のありたい姿」から逆算しながら経営計画を一緒に作成するサポートを行っております。

今回ご紹介するのはクリエイティブ業界でのMAS監査導入事例です。

クリエイティブ業界では受注生産が主流であり、売上計画などの数値計画が立てづらいと捉えられMAS監査と相性が悪いと考えられがちです。

しかし、そんな中でもセルワールディング様ではMAS監査の導入をご決断し、弊社とともに取り組んでいただいております。

今回の事例を通して、単なる計画数値の進捗管理にとどまらない、ティー・エー・リンクのMAS監査をご紹介いたします。

目次

【1】企業から商品・サービスまで手掛けるブランディングデザイン会社 株式会社セルワールディング
【1-2】経営スタイルはオープンに!現場の判断を信頼する

【2】【依頼のきっかけ】決算書上の数字を噛み砕いてわかりやすく説明してくれる人が欲しかった

【3】【メリット】軌道修正のしやすい経営環境を手にいれる!
【3-1】数字だけでなく会議進行も任せたことで、全員が経営に向き合える環境に
【3-2】理想も現実も両者をしっかり議論できる環境づくりが整う
【3-3】決算書が早く届いた!会計事務所とのコミュニケーションもスムーズに

【4】財務を理解したブランディングデザインの提供へ

企業から商品・サービスまで手掛けるブランディングデザイン会社 株式会社セルワールディング【MAS監査サービス導入事例 お客様紹介】

MAS監査 経営計画支援 事例

弊社代表 田中(以下、田中):服部さん、まずはご自身が代表を務める株式会社セルワールディングについて、簡単に教えていただけますか?

株式会社セルワールディング代表 服部さん(以下、服部):

セルワールディングは、企業から商品・サービスまで幅広く手掛けるブランディングデザイン会社です。

コンセプトの策定やネーミング、ロゴやパンフレットなどツールのデザイン、SNSキャンペーン戦略などをトータルでサポートしています。

田中:企業のブランディングだけでなく、商品やサービスも対象とのことですが、代表事例を教えていただけますか?

服部:例えばクラフト缶ビール「ONE」のブランディングでは、コンセプトからネーミング、サイト、プロモーションの設計、SNSやキャンペーンまで、一連の流れを担当しました。

田中:かなり仕事の対応の範囲が広いんですね!

服部:総勢9名ではありますが、お客様のニーズに対する柔軟な対応や密なコミュニケーションを心がけています。

経営スタイルはオープンに!現場の判断を信頼する

MAS監査 経営計画支援 事例

服部:実は会社の状況を把握してもらうためにも、試算表の情報は総額人件費まで社員に積極的に開示しています。

田中:決算書や試算表の情報を隠したい経営者もいる中、数字を社員に開示しているのはイマドキの会社ですね。

服部:もちろん経営者の役割として数字を見ていまの会社の状況を把握し、先々の会社としての動きを意思決定する責任はあります。

しかし社員が同じ情報量を見た上で会社として取り組みたいことを提案してくれるのであれば、社員の提案を尊重したいと思っています。

そのためにもMAS監査は全社員に出席してもらって試算表などの経営数値を共有しています。

【依頼のきっかけ】決算書上の数字を噛み砕いてわかりやすく説明してくれる人が欲しかった【MAS監査サービス導入事例】

MAS監査 経営計画支援 事例

田中:MAS監査の依頼のきっかけを教えていただけますか?

服部:会社の経営数値にきちんと向き合い、経営の全体像を把握する必要が出てきたことがきっかけでした。

実は、セルディビジョンのグループ代表から、セルワールディングの社長を突然頼まれたのです。

グループ代表は経営のイロハを一から全て教えるようなタイプではなく、「とにかくやってみて」という感じで。

田中:実戦で覚えてほしいということだったのですね。

服部:元々チームビルディングの経験はありましたが、経営者として試算表を見ることは初めてでした。

なんとか2年間勉強しながら自分なりに対処してきたものの、自分の理解できる範囲を超えてきてしまったのが正直なところです。

例えば、会計事務所から送られてきた試算表上の数値と社内のエクセルで管理していた利益予測が合わず、なぜそんなことが起きるのか頭の中にハテナが浮かぶばかり。

売上目標や受注金額など「会社に入るお金」については注目していましたが、人件費や経費、家賃などの「会社から出ていくお金」までは目が配れず、正確な利益が把握しづらくなっていました。

社内だけで経営数値を管理していく限界もきていたのだと思います。

田中:まさに、経営者になったからこそ、ぶつかった財務の壁ですね。

服部:実は、いつもお付き合いしている会計事務所さんにも質問をしたことがあるんです。

しかし、こちらの知識不足のせいで、回答をいただいた時もわからない部分が出てきてしまいました。

田中さんであれば、田中さんの前職時代からお付き合いがあり、セルディビジョングループのことを理解していただいており、財務についてもわかりやすく教えていただけるのではないかという期待から、MAS監査サポート(経営計画作成・数値/行動計画進捗管理)を依頼するに至りました。

【メリット】軌道修正のしやすい経営環境を手にいれる!【MAS監査サービス導入事例】

MAS監査 経営計画支援 事例

服部:MAS監査で行う毎月ミーティングでは決算書の数字を見ながら、会社の現状や目標に向けたアクションを確認できる場になっています。

田中:ありがとうございます。

実はクリエイティブ業界でのMAS監査の導入は珍しいのです。

クリエイティブ業は受注生産が主なので、あらかじめの注文数を予測しづらく、受注内容次第では量や内容も大きく変わります。

「受注がどれだけできるかわからないので、目標を定めたり経営計画を立てるのは難しい」と導入を諦める声も聞かれます。

服部:確かに不確定要素が多い業界ではありますが、私はクリエイティブ業界にもMAS監査を導入すべきだと思っています。

MAS監査を導入することで、経営計画を立てて実績と理想を比較できるようになり、毎月の進捗確認でギャップを確かめ軌道修正しやすい経営環境を作ることができるからです。

ブランディングデザインの支援の過程でも、ビジョンの設定や実現のために何をやるべきかをお客様と共によく話し合っており、
計画を立てる意義を理解していたからこそ、MAS監査の導入に抵抗はありませんでした。

田中:おっしゃる通りだと思います。

売上の予測が立てづらくとも、見込み客は必ず存在するはずです。

また、受注確率が高いものと低いものに分けることで、全て受注した場合と全て失注した場合などパターンを分けて売上予測を立てられます。

経営上のリスク察知に有効なので、ぜひクリエイティブ業界でもMAS監査が広まって欲しいです。

服部:MAS監査を導入した結果、数値を解説していただけると共に注意点やアドバイスいただけることができ大変感謝しております。

また、気軽に財務状況や会計処理についても質問できることがとてもありがたいですね。

経営に対する精神的プレッシャーも減った上に、数字に対しても明るいトーンで話せるようになりました。

以前であれば、売上などの数字の話はやはり会議の空気が重くなりがちでした。

しかし、第三者による数字の解説が入ることで、経営状況を客観的に把握しやすくなり、落ち着いて数字を受けとめて前向きに議論することができるようになりました。

数字だけでなく会議進行も任せたことで、全員が経営に向き合える環境に

MAS監査 経営計画支援 事例

服部:会議の進行を田中さんに任せたことで、私自身もいちメンバーとして会議に発言しやすくなったことも大変ありがたかったです。

これまでは私が司会役として会議進行をしていましたが、数字を見る経営者としての役割も担っていたため、なかなか聞きたいことに突っ込めないことが悩みでした。

単純に励ますつもりで「頑張ろう」と発しても、プレッシャーとなり社員にネガティブな意図で受け止められてしまったり。

社員の皆の意見も尊重したいし、私自身も発言したいのですが、「代表VS他のメンバー」の構造に陥りがちでした。

田中:MAS監査の会議では私から試算表の解説や財務状況についてお話ししたのちに、社内で話し会いたい議題にそってミーティングを進めていますね。

服部:田中さんが触媒の役割として代表として伝えたいことを言える場をつくってくれたり、逆に私の代わりに気になる点を質問してくれることに助かっております。

セルワールディングのいちメンバーとして発言したり、代表の立場として話したり、議題ごとにポジションを変えながら話すことができるようになり、以前よりも積極的に議論に集中できるようになりました。

田中:会議全体の雰囲気からも、もっと未来を全員で作っていこうという盛り上がりを感じます。

理想も現実も両者をしっかり議論できる環境づくりが整う

MAS監査 経営計画支援 事例

田中:改めて出席いただいている社員の皆さんにも伺うのですが、MAS監査でのミーティングはどのような印象でしょうか?

辻さん(以下、辻):数値と目標、定量と定性の両面をしっかり議論でき、良い時間が過ごせていると感じています。

岡田さん(以下、岡田):第三者の視点が取り入れられることで、それまでメンバー内の暗黙の了解で流していた部分を、改めて議論できる機会になっています。

私の中では初回のMAS監査ミーティングが印象に残っていますね。

目標に対して自分たちは実現可能なスケジュールを考えがちですが、田中さんからは挑戦的なスケジュールをご提案いただき驚いたのを覚えています。

目標に対してみんなで前を向いて進んでいくワクワク感を感じられました。

田中:ありがとうございます!数字の理解の面ではいかがでしょうか?

辻:田中さんが数値を前向きに捉えて伝えてくれていると感じています。社内だけでの会議だと売上数値の話でどうしても気が重くなりがちでしたね。

岡田:私たちも受注確度の高い営業データをもとに売上予測を算出していますが、現在の数値で危ないのか、もっと頑張らなければいけないのか、数値をみただけでは経営状況の判断が難しい場面も多いです。

第三者の意見や分析を聞くことで、来月どうすべきか考える判断材料になります。

田中:ありがとうございます。

私からは現状見据えた数字から、リスクや可能性をお伝えすることを心がけています。

セルワールディングの皆様は言葉やデザインなど定性的な部分に大変強みを持っていらっしゃるので、数字の側面をしっかり取り入れられるとより成果が出やすいのではと考えています。

岡田:まさにその通りですね。

今後も田中さんのサポートを受けながら、数字やデータにも向き合える組織にしていきたいです。

決算書が早く届いた!会計事務所とのコミュニケーションもスムーズに

服部:田中さんにMAS監査を依頼したことで、毎月の試算表情報を早くみられるように、私たちと会計事務所との間に入ってコミュニケーションをとっていただいていることも大変助かっております。

田中:試算表作成の遅れは経営判断の遅れにつながり、経営課題の対処の遅れにも響きます。

MAS監査を行う上でも、毎月の試算表情報はいち早く欲しいものです。

恐らく多くの中小企業は相談をすれば早く試算表を見られるようにするためのアドバイスがもらえることを知らないでしょう。

服部:確かに、田中さんに相談するまで私も知りませんでした。

「こんな感じかなぁ」と感覚で会計処理を行っていましたね。

田中:ティー・エー・リンクではそういった相談にも乗らせていただいて課題解決の糸口をご提案させてもらっていますので、お役に立てて良かったです。

財務を理解したブランディングデザインの提供へ【MAS監査サービス導入事例】

MAS監査 経営計画支援 事例

田中:今後の展望や目標はどうお考えでしょうか?

服部:自分自身の目標は、やはり経営者として経営数値をもっと理解できるようになりたいです。

加えて、セルワールディングのクライアント様に対しても、数字を交えた話ができるようになった方がもっとデザインもよくなると考えています。

イメージ向上や他社との差別化、社員の団結力向上など、ブランディングは経営に大きく貢献しつつも、効果を数値で表すのは難しい側面もあります。

しかし、長期間にわたる投資である以上、やはり経営数値を無視することはできません。

経営の話も理解できるデザイナーは、今後求められてくると思っています。

田中:ありがとうございます。最後に、MAS監査はどんな方におすすめでしょうか?

服部:本当に全ての企業の皆さんにMAS監査をおすすめしたいですね。

特に中小企業の経営者はひとりでいろんなことに対応せねばならず、財務にまで目を配るのは大変です。

やはり相談できる相手がいる環境が整ってからは、経営への安心感が違いますね。

田中:中小企業にもCFOや専任の会計士を持つことが理想的ではありますが、大企業ほどのリソースの余裕はありませんし、会計処理に必要な仕組みも整っていません。

経営者の財務をサポートする外部相談役としては税理士が思い浮かびがちですが、多くの税理士は税務に追われてなかなか手が回らないという状況でしょう。

弊社のような、税理士とも公認会計士とも違う、経営者目線で財務をサポートできる存在に頼っていただきたいと思います。

服部:毎月のMAS監査ミーティングを社員含め全員で経営に向き合う場として今後も活用していきたいです。

田中:MAS監査の形式や枠にとらわれず、ニーズに応じた支援をこれからもさせていただきます。

服部:はい、ぜひよろしくお願いいたします!

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